就活うまくいくかどうかは些細な違いで決まるよなと思い出した話とその簡単な分析

こんちには、ぎゅっとK!です。

 

最近は時間を持て余していることもあって、ここ1~2年のことをよく振り返っています。ちょうど2年前は就職活動を始めようか真剣に悩んでいた時期だったなーとか。

ただその後、私の場合は比較的とんとん拍子で内定も沢山出ました。いわゆる就活人気ランキング上位の企業(総合商社、マスコミ)からも早期に内定を頂いており、完全に選ぶ側の学生だったので、客観的にみると「就活に成功」した部類だったと思います。

しかし、なぜそれだけ内定が自分に出たのか?は正直よく分析していませんでした。

ですから、今回は、自分を含め周りで「就活に成功」していた学生の持つ共通項について書きたいと思います。

 

 

■そもそもの話

最終的に、企業は、学生の定量的な部分(学歴など)と定性的な部分(失敗体験など)の両方を加味して、1人ひとりに内定を出すわけですが、それより前にたくさんの学生と接点を持とうと説明会や座談会などの採用活動を行います。

 

では、なぜ企業はたくさんの学生と接点を持ちたいのか?

それは、当たり前の話ですが、1人でも多く優秀な人材を確保したいからです。

 

例えば100人採用するなら、S大レベルの学生○人、A大レベルの学生×人、B大レベルの学生△人・・・と大まかに採用したい目標人数を定め、過去の内定承諾率などから少なくともどのくらいの学生に内定を出せば目標達成できるか考えて企業(の人事部)は動いています*。

ただし、これは定量的な要件であって、学歴だけで欲しい人材を定義しているわけではありません。ここにプラスで定性的な要件(粘り強さとか、元気さとか、頭の回転の速さとか・・・欲しい要件は企業によって異なります)も入り、初めて欲しい人材像が定義されます(そんなことせずにテキトーに採ってる企業もあります)。

 

この欲しい人材像な人材を規定人数集めるために企業は説明会や座談会やインターンやなんやかんや一生懸命やるわけです。

 

 

■どこで判断されるのか

結局人を見るといったときに、企業(の面接官)はその人の第一印象ですべて判断します。具体的には、社内にいる社員の○○に似てるなとか、コイツは営業を振ったときは相手先といい関係築いて活躍しそうだなとか、そんな感じで判断します。

 

ほんとそれだけです。

 

 

■成功する就活生は何をしていたか

していたのは、徹底的な準備です。

企業(の面接官)に「あ、コイツイケてるな」と思わせる徹底的な準備をしていました。

 

 

■どんな準備か

周りは、総合商社、広告代理店、外資、マスコミ、メガベンチャーなどそういったところを狙っている人が大変多かったです。

で、実際にそういったところに入社していった学生がーー意識的にしていたかどうかは別にしてーー実際にしていた準備は、徹底的な情報収集です。

 

え・・・それだけ!?と思ったかもしれませんが、そう思うならあなたは73%くらいの可能性で第1志望の企業には落ちますし、今のままだと仕事も出来るようにならないでしょう(偉そうにすいません)。

 

理由は簡単です。就活で貴方が欲しい情報はそんな簡単に落ちていないし、貴方が欲しい情報はインスタントにもらえるほど価値がないものでもないからです。これは仕事も同じです。

 

ゲームなら攻略本を買えばエンディングに辿り着くまでの方法や経路をすべて載せてくれていますし、ソシャゲなら欲しいカードが出るまで何回もリセマラすればいいですが、就活はそうはいきません。

 

企業(の面接官)はアウトだと思った人材を何回も面接をしませんし、初対面は一度しか訪れません。そのときの印象がすべて決める場合もあります。

 

 

■具体的に何をしたらいいのか?

例えば、メディアでよく見たり、ネットで話題になっている有名人が居る企業の説明会で、その人が登壇することになりました。幸運なことに、あなたは、その有名人の話を聞けることになったとしましょう。

 

このとき、具体的に何をしたらいいか。

 

周りを見ていると、成功している学生は、その有名人のインタビュー記事やコラムなどを片っ端から読み尽くしていました。

インタビュー記事やコラムでは、その人がどんなことを考えているのか、その人はどういうキャリアで今まで過ごしてきたのか、つらい時期をどう乗り越えたか、、、など色々なことに答えています。ちゃんと読めば、その人の人と為りがわかることになりますね。

つまり、記事やコラムを片っ端から読むことを通し、その人の人と為りを理解するだけでなく、企業が目指す方向や組織文化、目下取り組んでいる事業の良さや企業の持つ課題感などを汲み取ることが必要なのです。

 

この事前に収集した情報があれば、当日、その人がどんなことを話し、どんなことを学生に投げかけたいのかおおよそわかるようになると思います。

ならないなら友人や周りの就活生と一緒に記事やコラムについて話すことを圧倒的におススメします。頭のなかでグチャグチャになっている情報を整理し、棚卸ししましょう。

 

■この状態で説明会に臨むとどうなるか?

まず、圧倒的な心理的余裕が生まれます

しっかり情報を集めているということは、相手が何を言うのか8割方わかっている状態です。

ゲームでいうと、この後告白されることが分かっている感じ。つまり、次に画面をタップすると「好きです!」と言われる状態なんです。このときドキドキはするかもしれませんが、頭は一定程度冷静でいられますよね?

 

そうすると、圧倒的に相手の話の意味を考えられます。 

相手が言うことはわかっています。ですから、その一言にどんな意味があるのかも事前に考える時間をあなたは与えられているわけです。つまり『当時、その人がどういう状況下にありどんな精神状態で、行動し発言したのか』を考える余地が他の参加者より圧倒的にあるわけです。

 

だから、圧倒的に自分の言葉で相手と話せます。 

相手が話すことも事前にわかっていて相手がどんな思いで働いているのかも事前に考えている。そんな状態で、本人から直接話を聞くと、自信をもって相手の目をしっかり見据えながら自分の言葉で相手に質問できます。

その時のあなたは、登壇している有名人や周りの企業の人には、とても頼もしく見える筈です。

なぜなら、数十人~数百人集まっている会場で、事前に情報収集しているのは、貴方の他に数人しかいないからです。言い換えると、説明会前から事前に相手の話の真意をしっかり考え、そこから自分の意見をぶつけようとする学生が、貴方の他に数人しかいないからです

 

 

■成功体験は、人を強くする

そんなしっかり準備をしており、かつ、それを示せる人に対して、好意を向けない人はいません。

相手は、言葉にはしないかもしれませんが、「わかってるヤツおるやん」と雰囲気が柔らかくなったり、「そう!それなんだよ!」とテンションが上げてくれるはずです。

相手の反応は、あなたに自信をくれます。その自信は、周囲に伝わります。周りは、「また、あの学生と話をしたいな」と思ってくれます。

そのサイクルが、最終的に内定へと繋がります。そして『徹底して事前準備をする→圧倒的に意味を考える→自分の意見をぶつける』サイクルが習慣になることで、社会人になってからも同じ成功体験が続くようになります。

 

 

■最後に

上に書いたサイクル『徹底して事前準備をする→圧倒的に意味を考える→自分の意見をぶつける』ですが、実は少し補足と続きがあります。

まとめたら書こうと思います。

 

 

それでは、これから就活OR就活生の方は、頑張って下さい。

 

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*最近は、母集団をむやみに大きくせず、リファラルやインターンを主軸に採用する企業も増えてきているので、この設定自体があらゆる企業で行われているかは不明です。